介護福祉士 ニーズ

介護福祉士のニーズ

高齢化社会を担う介護福祉士の存在

 

一昔前までは、寝たきりの高齢者や障害者の世話は、身近な家族や親族がおこなうのが普通でした。親子三代、孫家族まで1つ屋根の下で暮らし、皆が協力して介護を行なっていたのです。

 

しかし、最近では、高度経済成長の影響もあり、核家族化が進行、女性も働きに出て社会進出するようになりました。また、生活水準も上がり、医療も進歩し、病気や障害を抱えながらも長生きできるような世の中になりました。

 

平均寿命も年々増加して、長者大国である日本では、全国に100歳以上の高齢者は4万人を超えるまでとなりました。さらに高齢者が増えていく一方で、少子化も進み人口は減少、少子高齢化の社会になりました。

 

老々介護の問題

 

そのような中で、介護が必要な高齢者は増加し、それを介護する若者が減少しています。それによって介護期間の長期化や介護状態の重度化といった深刻な問題が出てきたのです。介護が必要な状態を「要介護状態」と言いますが、85歳を過ぎると2人に1人が要介護状態となり、それを支えられるだけの人材が今の日本において不足しているのが現状です。

 

2005年の認知高齢者の数は約205万人、今後は急速に増えていくと予測されており、2015年には約302万人、2035年には約445万人にまでのぼるとされています。

 

また、介護する家族も高齢化となり、「老老介護」といった新しい問題も浮き彫りになってきています。国も2000年に介護保険制度をスタートさせて対応はしているものの、この問題を解決するための担い手として介護福祉士などの介護専門職の働きが期待されているのです。