介護福祉士 歴史

介護福祉士の歴史

私が介護福祉士という業種があることを知ったのは、ちょうど介護保険制度が施行された西暦2000年頃でした。この頃から世の中では高齢化社会である日本が直面する問題を盛んに取り上げていました。

 

そしてあちらこちらで高齢者福祉関連の施設が立ち並ぶようになりました。それに加え介護職員初任者研修の実施を日本各地で行っている事に気がつきました。私はその流れに乗って、早々に介護職員初任者研修を受講し介護の仕事を始めました。

 

これよりもっと早くから日本が動いていたことは、無知である私は全く知りませんでした。高齢者(65歳以上)の人口比率が7%を超えたのは、1970年でした。この頃はまだ高齢者の介護は行政が行っていました。

 

また、1973年には高齢者医療費の自己負担が無料になりました。費用は公費で賄っていました。高度経済成長期であり豊富な税収をバックに田中角栄内閣総理大臣が社会保障の大幅な拡充を図ったと言われています。無料化の10年間の間に社会的問題が浮き彫りになりました。

 

たいした病気でないのに居場所がないから、通院や入院をする高齢者が増えたからです。これをうけて、1983年以降は、老人保健法を施行し、少しずつ高齢者が自己負担をするように変わってきました。

 

このような時代背景から、1987年に社会福祉士及び介護福祉士法が創設され、翌年1988年に介護福祉士養成教育が短期大学や専門学校で始まりました。私が介護職員になる約10年前には大勢の介護福祉士が誕生していたことが分かりました。

 

1994年には、高齢者人口比率が14%になり、それまでは「高齢化社会」から、「高齢社会」に変わりました。そして2000年に介護保険制度が施行されました。そんな中、2007年にその数値は21.5%に上がり、「超高齢社会」になったわけです。

 

医療の発展と少子化が更に進み、2015年には第一次ベビーブームに生まれた世代が65歳以上になることも手伝い、2025年には30%を超えると予測されています。